何度もトイレに行くなんて…

HMM−JAPANさくらんぼの村上PONTA和之(むらかみポンタかずゆき)です。

介護職の人が嫌がるだろうご利用者の行動に「何度もトイレに行く」という行動がある。

激しいご利用者になると、5分に1度くらいのペースになることも…
トイレに行って、イスに座ったと思ったら、またトイレ。

介助が必要なご利用者になると、アレコレと介護職も知恵を絞る。

退屈なサインがトイレになっているのではないか?
水分の摂取量が多いのでは?
内服薬の中に利尿を促進するものが入っていないか?
利尿作用のあるコーヒーなどの飲み物を飲んでいないか?
足元が冷えていてトイレが近くなっているのではないか?
そして
頻尿等の疾病の疑いはないか?などなど。

おそらく、いろいろなアプローチをしない介護職はいないのではないでしょうか?

今どき、オムツにしておけば心配ないよ、っていう声も少なくなっているでしょうから…
(最近、未だにこういうことを言う現場があることを知りましたが…)

介護が必要な方の場合には、何らかのアプローチを介護職が自発的に行う。

問題は、徘徊がある方など、自分で歩けて、排泄は見守りや一部介助が必要な場合。

こういう方が、何度もトイレに行くようになると…

認知症の周辺症状の一つであるといった程度でアプローチを終わらせてしまい、しまいには、トイレに付き添っていた介護職も、トイレに付き添うことすら止めてしまうこともある。

排泄があって、トイレに行く場合とただ単にトイレまで歩いている場合の見分けがつかず、あまりもの頻回さに根負けしてしまう…

おそらくは、すべての介護職にその経験があるんじゃないでしょうか?
いい加減にして!という気持ちと
さっき排泄があったばかりだから、放っておいても大丈夫だ、という根拠の無い理由で。

さくらんぼでも、この行動に何度も試行錯誤してきました。
「なぜ、今、付き添うことを止めたのだろうか?」と。
これに明確な答を返せるようになったとは、今も考えていない。

ぼくだって、5分間隔でトイレに行きたくなる時もあれば、仕事中に1度もトイレに行かない日もある。
排泄のパターンはあれど、時に、天候や体調などで狂うこともある。

だから、さっきのトイレは排泄で、今度は排泄ではないという確信はない。

そういえば、こんなこともあったなぁ〜
さくらんぼのご利用者に限ったことなのかどうか?
さくらんぼのご利用者は、排尿と排便が一度に出ることは稀であった。
排便が出たときに排尿無く(少なく)、その後しばらくして、排尿が出る場合が思いのほか多くあった。

この場合の解決策はただ一つ。

ご利用者に合わせて一緒にトイレに歩けばいい。

それだけである。
というより、まずはそれに徹しないと、何も始まらない。

一緒に何度もトイレを往復しているうちに、何かに気がつける可能性もある。
さくらんぼでは、そう指導してきたし、ぼくもそれを実践してきた。
そのうちに解決策がひねり出せるかなぁ?と思っている。
というより、いつかはそうなると信じている。

今は勉強あるのみ。

ある程度の確信を持てるまでは…
ぼくも何度も付き添うことで勉強していきたい。

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「デイサービスオーバー90 マーケティング」(日総研出版)

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