トイレのレイアウトは重要ですよ!

HMM−JAPANさくらんぼの村上PONTA和之(むらかみポンタかずゆき)です。

懐かしいなぁ〜
さくらんぼの図面が出てきました。

パソコンの電源が入らない!?
中のデータが…
さくらんぼを運営していた頃のデータがほぼ全て消滅(泣
こういうことってやっぱりあるんですね〜
今は毎月バックアップを取っています。

さくらんぼの施設の特徴は何と言っても、お風呂とトイレ。
檜の個浴と便器の設置にこだわったトイレ。

今日はトイレの話を…

図面を見てもらって分かるでしょうか?

便器が手前に据え付けられているでしょう。

普通、トイレって、戸を開けたら、正面に、こっちを向いて付いている。
洋式便器でオシッコをする場合、男性がそのまま前に進んで排泄できるように付けられています。
建築の世界は、男性発想の世界なのでしょうね。
女性は、クルッと方向を変えなければいけないような設計になっています。

普通のトイレの場合、介護スタッフがトイレの外から見守ろうとした場合、女性のご利用者と目が合ってしまいます。
最近は、男性のご利用者も便座に座るようにお願いしている事業所も多いので、男性でも女性でも、目が合ってしまいます。

これはさすがにお互いに感じが悪い。

尊厳もへったくれもない。
出るものも出ないですよね。
(あっ、男性の場合、駅のトイレでオシッコをする時に、両隣に見ず知らずの人がいると、なかなかオシッコが出ない…という経験をしたことがないでしょうか!?えっ、ぼくだけ!?)

さくらんぼのトイレの位置の場合、ご利用者と目を合わすことはありません。
チョッとしたことですが、さくらんぼなりのご利用者への配慮です。

また、この位置にトイレがあると、介助がしやすいんです。

車イスの方の場合、おしりを少し移動させるだけで、トイレへの移乗ができます。
クルッと大きく利用者を回転させる必要がないので、安全に介助できますし、ご利用者もスタッフも介護の負担が小さくすみます。
正面に便器が付いていると、車椅子から便座に座ってもらう時に、180度の方向転換が必要ですからね。
車椅子で移動しているご利用者の場合は、この方向転換は難しい活動になります。

トイレを設計する時には、入口と便器の位置の関係をご利用者とスタッフの目線で設計されることをお勧めします!

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「必ず繁盛店!売場演出の極意」(同文館)
「デイサービスオーバー90 マーケティング」(日総研出版)

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