稼働率を上げるにはどうすれば良いだろうか?〜3つの稼働率には責任者が存在する〜

HMM−JAPANさくらんぼの村上PONTA和之(むらかみポンタかずゆき)です。

半年間、できれば今年度の稼働率を
3つの指標で整理することができましたか?

数字にして眺めると
色々なことが見えてきます

真っ先に気づくのが
3つの数字がピタリと合う日が
思ったより多くないという事実

ではないでしょうか?

経営者から稼働率を上げろ!と指示を受けたとき
どの稼働率を上げれば良いのでしょうか?

おそらく実質稼働率ですね

もしかすると、あなたのデイは
登録稼働率は100%かもしれない
でも実質稼働率が70%だとすれば
どうしますか?

行き詰まってしまいますよね

そこで3つの稼働率は誰が責任を負うべき数字なのか?

そこを明らかにしていく必要があります

まず登録稼働率

登録稼働率の責任者は経営者です

経営者が自ら動いて上げるべき数字です
管理者でも相談員でもありません

登録稼働率が上がらない要因は
ケアマネを訪問しているかどうか?

この一点につきます

もちろん普段のケアマネ訪問は
管理者や相談員が行えば良いのですが
はじめの訪問や年に数回は経営者がすべきです

経営者はご利用者の紹介をお願いするのではなく
「ご利用者への想い・スタッフへの想い・介護への想い」
をケアマネに伝える

その想いに共感してくれるケアマネを探す

それだけで十分です

あとは共感してくれたケアマネを
管理者や相談員が定期的に訪問するだけ

やり方は改めて伝えますが
それだけで登録稼働率は安定します

名目稼働率はデイサービスとしての方向性が明確かどうかに責任があります

どんなご利用者に
何を提供するデイサービスなのか?

ここが明確になっているかどうか?

明確というのは
デイで仕事をするすべてのスタッフから
同じ答えが返ってくるという意味です

これは経営者から現場の介護職までが
一丸となってケアに向き合っているか?が
問われている稼働率になります

名目稼働率が安定しない理由は
ケアマネがあなたのデイに
どんなご利用者を紹介すれば良いか?
よく分かっていないことで起きます

ショートでの休みが多いデイは
ここを見直す必要があります

実質稼働率は現場に責任があります

理由がないのに休むご利用者はいませんか?
それを本人の気持ちの問題にしてませんか?

ご利用者の立場に立つと
デイに行くことの意味が見いだせない

そういうメッセージだと思うんですね

スタッフの対応
1日のプログラムの内容などに課題がある

毎日のケアを見直す
そこに取り組まない限り
実質稼働率が改善することはありません

これを頭に入れて、改めて数字を見つめてくださいね

何が見えてきましたか?

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「必ず繁盛店!売場演出の極意」(同文館)
「デイサービスオーバー90 マーケティング」(日総研出版)

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