2023年の経営方針はこれだ!〜その2〜

『最小限の顧客数で最大の売上を上げる』

前回お伝えしたのは

「ファン客づくりに1年かけて取り組む」

そのためには

「指示命令の組織から考えて行動する組織への転換」

が不可欠です

考えて行動する組織づくりのために必要なこと

ぼくが考えるのは

仕事の意味や価値を感じながら

仕事に向き合えるような職場環境づくり

から取り組むことが大切になります

例えば会議

いつも経営者から一方通行の話をするだけではなく

その場でスタッフからの意見を求めるのでもない

あらかじめ会議で話すテーマを決めておき

そのテーマについて意見を求めることを伝え

スタッフが考えるために必要な時間を与えて

会議を行う

このタイムラグを設定することで

考えることを習慣化できるようになるのです

「会社としてはこうしたいと考えているんだけど、今度の会議であなたの意見を聴かせてくれないだろうか?」

こんな投げかけをした上で

会議を行うことで

スタッフの意識は大きく変わるものです

稼働率を上げろ!

やり方は自分で考えろ!

ではなく

稼働率を上げることに

どういう意味があるのか?

スタッフの人件費やデイの設備投資や

これから先の将来ビジョンとともに

伝えながら理解してもらう

そのためには経営者が伝えるだけじゃなく

一緒に考えてもらうようにしていくことが

これからは大切になってくるのです

また

スタッフは自分の意見を発表することに慣れていません

そのことで周りの誤解を招いたり

空気が読めない発言を引き起こすことも少なからずあります

学ぶ習慣を持ち

自分で考えたことを

自分の意見として誰かの前で発表する

会議がそういう場になるだけで

スタッフの学習意欲と成長は著しくなります

会議を1つのきっかけに

職場環境の整備に取り組んだあとは

スタッフに夢や目標をもってもらうことに

取り組んでいきましょう!

おそらく処遇改善加算の算定に伴い

評価制度を構築しておられる法人ばかりかと思います

運用はできていますか?

制度は定着していますか?

介護に限らず多くの業界で評価制度は定着していないのが実情です

なぜ定着しないのか?

特に介護事業所には

評価制度はそぐわないからです

ぼくが提案しているのは「目標管理制度」

この目標管理制度を導入し

高い夢や目標をスタッフにもってもらうことで

スタッフの成長を育んでいく

会議を中心とした職場環境づくりと

目標管理制度の構築・運用・定着に

1年かけて取り組んでいくことが

考えて行動する組織づくりには欠かせないと考えています