経営の「あり方」と「やり方」
経営とは簡単にまとめると
「ヒト・モノ・カネをダイナミックに動かすこと」
ヒトの問題はマネジメント力を
モノの問題はマーケティング力を
カネの問題はファイナンス力を
高めることが求められます
マネジメント力の中には
採用や人材育成を
効果的に行うための
さまざまな施策があります
マーケティング力の中には
販売促進やマーチャンダイジングを
効果的に行うための
さまざまな施策があります
ファイナンス力の中には
計数管理や資金調達を
効果的に行うための
さまざまな施策があります
では
経営とはコレだけで十分なのでしょうか?
ココまでお伝えしたマーケティング力
マネジメント力、ファイナンス力は
経営の「やり方」に関する要素です
経営には
「やり方」を決めるまたは判断するための
「軸」と言うべき『あり方』が必要です
この『あり方』に基づいて
経営者は経営の舵取りを行っているのです
ただ多くの経営者がこの『あり方』に
気づいていない
意識していない
学んでいない
特に小さな会社の経営者は
その傾向が顕著です
では経営における
『あり方』とは何でしょうか?
ぼくの考えは
「哲学」と「時流認識」
です
「経営者としての存在のあり方を見定め(哲学)
その立場より流れゆく時流をしっかりと受け止め(時流認識)
その中で自己のかけがえのないサービスに取り組むことで人様に伝え、支持してもらい(マーケティング力)
その結果をより客観的にとらえて、次なる自己の発展に活かしていくこと(マネジメント力とファイナンス力)」
これが、ぼくの経営の定義です
3年続いたコロナ禍が終わろうとしても
物価高をはじめとして
先行き不透明感が続いています
このような時代背景だからこそ
「時流認識」する力を高めること
「哲学」する力を高めることが
必要です
「時流認識」とは
歴史を知ることと
経済を知ること
の2つです
歴史や経済を学んでいない経営者は
「時流認識」が甘くなりがちです
次に「哲学」
これは人間とはなんぞや?
ということに尽きます
経営者は何かを判断・決断するときに
何らかの「軸」に基づいて行なっています
判断するときは
人は冷静に周りを見渡して
シビアに不要なものを
切り捨てていく力が求められます
それができるかどうか?は
「軸」の有無
「哲学」の有無にあるのです
その「軸」は何なのか?
なぜ自分はそういう「軸」を持つに至ったのか?
それを内省することが「哲学」です
いかがでしょうか?
次回「時流認識」と「哲学」を
もう一段、深めて説明します