ケアの基本

HMM−JAPANさくらんぼの村上PONTA和之(むらかみポンタかずゆき)です。

静岡のこども園で起きた
通園バス車内で
園児が熱中症で
お亡くなりになった事件

仕事に出かける前の
朝のニュース番組で
流れた会見を聞きながら
吐き気がもよおしてきた

こんな経験は初めてである

事故の原因究明をする
と話していたが
原因は理事長兼園長の資質
以外のなにものでもない

トップがコレじゃ〜
組織としても終わっている

朝から激しい憤りを感じてしまったので
クライアント先に着くまでに
気持ちを落ち着けなければ…
と思いながら考えたことを
ココでまとめておきたい

介護の仕事をはじめ
障害や保育で働いている
ぼくたちの仕事で
求められていることは
何だろう?

ぼくの答えは
『人として、気づく、心配する、考える、行う」を循環させていくこと』

これが働く一人ひとりが持ってほしい
大切な力だと考えているんです

ここからチームに発展させていくと
「見る力、気づく力、集中する力、話し合う力、決める力など」
になるんですね。

だからこそ
いい施設にしていくためには
まず施設で仕事をする
スタッフ一人ひとりが
自分なりの
「人として、気づく、心配する、考える、行う」
を循環、成長させていくことが
必要だと思うんです

気づく…
今日のAさん、前回より少し元気がないような気がする
今日のBさん、足の運びが重たそうだなぁ〜
スタッフのCさんは朝からいつもより機嫌悪いなぁ〜
などなど

新人スタッフであれば
誰か1人のご利用者だけでも構わない。
の人の変化に気づくことができれば十分!

心配する…
Aさん何かあったのかなぁ〜
Bさんどこか体で痛いところでもあるのかなぁ〜
Cさん家で何かあったのかぁ〜
などなど

何か変化に気がつくからこそ
心配になってくるんですね

ここまでできるようになって
初めて「ご利用者を大切にする」ベースが
できていることになるんです

そして、考える…
Aさんに声をかけてみよう!
でも、深刻な問題だったらいけないからバイタルチェックしながら何気なく話してみようかな?
Bさんのケース記録に再度目を通してみよう
ぼくが気づいたのは今だけど、誰かが以前に気がついているかもしれない。
Cさん奥さんと喧嘩でもしたのかぁ〜
あまり触れられたくないだろうからいつも通りに接するように心がけてみようかなぁ〜
などなど

表面的だろうと
深く洞察していようと
関係ありません

自分が気がついて
心配したことを
自分なりに考えてみる

次の行動を起こすための
自身の気持ちの整理でもあるんです

最後は、行う…
おはようございます、Aさん。今日の朝ごはんは何を召し上がられましたか?…
Bさんですが最近足の浮腫みが気になります
今日は入浴がないので、フットケアをしてみようと思うのですが、リーダー良いでしょうか?
Cさんすみません、2人介助を一緒にお願いできますか?
などなど

まずはかる〜くジャブを放つ
ココで踏み込みすぎると
変化を感じ取りにくくなったり
相手から拒絶されてしまう可能性もありますから
かる〜く

ただ、このかる〜くが
なかなかできないので
失敗しちゃう

それも経験

そんな経験を繰り返しながら
スタッフは成長するんです!

そして、行うから
そこでまた何かに
「気づく」んですね

気づいたら、心配して、考えて、行う

こうやって循環していくことで
スタッフはさらに成長していくんです

まずは1人から
経験年数や役職が上がっていくにつれ
対象が広がっていく
そして深く洞察できる
さらに早く判断できるようになる

トップリーダーとは
目の前のご利用者だけではなく
ご家族やケアマネジャー
支えてくれているスタッフやその家族までを
洞察できるようになって初めてトップリーダーなんです

介護や保育、障害の世界に
肩書だけのトップリーダーは不要
ただの給料泥棒でしかないわけですから!

「人として」「気づく」「心配する」「考える」「行う」
そして、コレらを循環させていく

これがぼくの考えるケアの基本です

著書一覧:https://kazponta.com/profile/

「必ず繁盛店!売場演出の極意」(同文館)
「デイサービスオーバー90 マーケティング」(日総研出版)

コンサルティングスタンス:https://kazponta.com/mc/

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